初めてWebサイトを作った時の話

最終更新日時:2024/04/30 20:32
こんにちは、宮崎祐樹です。Webデザイナー&デザイン講師をやってます。
こちらの記事では宮崎祐樹が初めてWebサイトを作った時の話をしましょう。
PCを買ってもらったのが高校2年生の時で、当初は自宅にインターネット環境がなかったのでオフラインで使ってました。今だと「オフラインでPC使って楽しいの?」ってなりますが、ワープロソフトで文章入力したり、ペイントでお絵描きして喜んでましたね。ウブ。
ただ世の中ではインターネットが徐々に浸透しつつあって、新聞に著名人のWebサイトを紹介する記事なんかも連載されてました。柔道の谷亮子さん(当時は田村亮子)のサイトが紹介されていたことだけはなぜか覚えてます。それ以外の人は全く覚えてない。そんな記事を見て、自分も作ってみたいと思って、翌年ネットを導入してから自分のWebサイトを作ってみました。高校3年生のときなので、もう25年以上も前の話。
作ったのはたぶん自己紹介のサイト。当時、ネットゲームを始めたのでその仲間に自己紹介する意味で作りました。あとはゲームの攻略情報サイトなんかも。親がどこかからデジカメを貰ってきたので、それで画面写真を撮ってちまちま作ってたはず。デジカメのメモリカードは2MBでした。
当時のHTMLとかCSSはどんなだったか
まずCSSがありませんでした。正確には「あったけど誰も使ってなかった」。じゃあどうやってデザインしてたかというと、HTMLのタグや属性で。
<font color="red" size="14px">
こうやると文字が赤くなって14pxで表示される
</font>
とかやってました。今見るとだいぶヤバいですね。
そんなわけで、今じゃできるけど当時はできないことがめちゃくちゃ多かったです。角丸はできない、グラデーションもできない、もちろんアニメーションもできない。ちょっとでも複雑なレイアウトは<table>をつかってやってました。
逆に、今は見なくなったのが<frame>要素。<iframe>じゃなくて<frame>。ページをカラムに分割したりするのに使ってました。
文字コードは今だとUTF-8がほとんどだけど、当時はShift-JISとEUC-JPを使い分けてて、間違えると文字化けしたりね。今は文字化けを見ることがほとんどなくなりました。
Javascript
今や無くてはならないJavascriptも、登場して間もないころ。当時は現在みたいな使われ方ではなくて、お飾りみたいなもの。マウスカーソルにキラキラが追従するとか、画面に雪を降らせるとかそんな程度でしか使われていませんでした。
制作やネットの環境はどうだったか
当時はWebサイトの制作はHTMLを手打ちするか、ホームページビルダーなどのアプリを使うかでした。ホームページビルダーは有料だったし、余計なタグがゴチャゴチャ書かれるので、僕は手打ちで。画像処理は高機能なものは持ってなかったのでペイントとかフリーの何かを使ってたはず。
タグ入力はメモ帳で。タグの色分けが無いとか考えられない・・・。後に少し高機能なものを誰かに教えてもらって使ってたような気がします。
こういうところから考えると、今って便利になったなーと思うと同時に、昔はゆるかったところ、楽だったところもたくさんありますね。
これからWeb制作を学ぶ人は大変だと思いますけど、一緒に頑張っていきましょう!